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2021.07.09
京都市左京区岩倉の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
以前のブログで唾液について少し触れたので、今日は唾液について詳しくお話します。
皆さんは、唾液にどういう作用があるのかご存知ですか?
唾液には様々なはたらきがあるんです。
唾液の作用によってお口の中の健康を守ってくれています。
・自浄作用
唾液が絶えずお口の中にあることにより、お口の中をいつも清潔に保とうとしています。反対に唾液が少なくなってしまうと
歯周病・むし歯が発症しやすくなります。
・再石灰化作用
唾液に含まれる成分が歯の表面から溶けだしたカルシウム等を補い、修復する働きがあります。
要するに虫歯が出す酸に対して働きます。
・潤滑作用
会話の時に舌や口唇の運動を円滑にします。
・消化作用
唾液の中には消化酵素のアミラーゼという物質が含まれており糖質を分解し体内に取り込みやすいようにしています。
・咀嚼嚥下作用
食事をすると唾液が食べ物と混ざることで飲み込みやすくなります。
・防御作用
外から侵入してくる細菌などを防ぎ生体を守る働きをしています。さらに体の多くの部位で生体防御機能が働き、生命を維持しています。
こんなにも唾液には作用がたくさんあります。唾液をたくさん出すためには水分補給をしっかりとし食事はしっかり噛むことが大切です。
加齢に伴って唾液の量は減ってしまうので、それらを補うためにもしっかりと口腔ケアや唾液腺マッサージなどをおすすめします。
歯だけではなく、お口の中の環境も整えましょう!