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2021.07.10
京都市左京区岩倉の歯科医院、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
よく噛むって?
いきなりですが、みなさんは食事の時
よく噛んでいますか?
“よく噛んで食べなさい”という言葉は、
一度はご家族や周りの方に言われたことがあるかと思います。
歯医者でも良く噛んで食べてください。と言われたことがある人はたくさんおられると思います。私も沢山の患者さんに伝えてきました。
では”よく噛む”とは
具体的にどんな良い効果をもたらすのでしょうか?
よく噛む=30回噛む
というのはご存知の方も多いと思います。
ですがそれだけではないんです!
ひ:肥満予防
よく噛んでゆっくり食べると、血糖値の上昇がゆっくりになり脳の満腹中枢が刺激されます。よく噛むことで自然と食べ方がゆっくりになり少ない量でも満足感が得られます。
み:味覚の発達
食べ物の味は唾液の中に溶けだして、
それを味蕾(みらい)という舌の表面の部分が感知することによって脳へ伝わります。
よく噛むことで唾液が多く分泌され味覚情報の伝達を助けています。
こ:言葉の発音をはっきり
噛むという動作により上下の顎の骨や
噛むための顔の周りの筋肉が鍛えられます。
顎の発達は歯並びや噛み合わせが良くなることで正しい発音ができるようになります。
の:脳の発達
よく噛むことで脳への血流が増えて脳の動きが活性化されることにより記憶力や集中力アップに繋がります。
は:歯の病気予防
唾液には歯周病菌やむし歯菌の繁殖を抑える作用など歯の病気予防に重要な作用があります。
食べ物を噛むと唾液が分泌され、
噛めば噛むほど唾液の量は多くなります。
が:ガン予防
唾液には食物内の発がん性物質を弱める働きがあります。
い:胃腸快調
食べ物をよく噛み砕くと唾液と混ざり合うことにより水分が増して飲み込みやすくなり、胃や腸で消化されやすくなります。
ぜ:全力投球
噛む、という行為は運動能力や体の様々な機能の発達にも影響します。
また歯並びが良いと噛み合わせがよくなり
しっかり食いしばれます。
上記は
『ひみこの歯がいーぜ』の食育標語です。
耳にされたことがある方もあるかもしれませんね!
お口は健康や病気予防の入り口です。
よく噛むためにも、噛める歯を維持させることが大事になります。
健康な歯を保つためには、日頃のセルフケアはもちろん定期的なメンテナンスを通して歯の健康を守っていきましょう。