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2021.06.18
京都市左京区岩倉の歯科医院、金田歯科医院の院長、金田直樹です。
口呼吸は体に良くない?
口呼吸って何?これは文字の通りを口で呼吸をすることです。お口で呼吸をするって普通じゃないの?と思われる方も多いのではないでしょうか?実は正しい呼吸ではありません。口とは消化器官の1つです。つまり呼吸器官では無いのです。人間以外の動物を想像してみてください。口で呼吸をしている動物はいないです。確かに走った後などは人も犬などの動物も口で呼吸をすることはありますが、普段から口で呼吸をするのは人間だけです。
ではなぜ口で呼吸をするのでしょうか?それは口で呼吸するほうが鼻で呼吸をするよりも楽だからです。鼻で呼吸をすることを鼻呼吸といいます。
口呼吸をすると口の中が乾燥するので、歯に着色がつきやすくなったり口臭、虫歯、歯周病の原因になります。口呼吸を続けていると、ベロは正しい位置にいないために、歯並びに影響を及ぼします。口呼吸を続けていると、ベロは正しい位置にいないために、歯並びに影響を及ぼします。正しい歯並びには正しい位置にベロがあることが必須です。ペロが歯列の後ろから支えないとほっぺたや唇の力によって顎が大きく育たないので歯が綺麗に並びません。また口で呼吸をすることにより乾燥した空気が肺に直接入るので、風邪をひきやすかったりします。また、外の冷たい空気が喉を直撃するので、脳が冷やされます。すると脳に悪影響及ぼし集中力の低下につながると言われています。一方鼻呼吸は、鼻の中のフィルターを通ってはいの中に空気が入るので、肺の中に入る空気は湿った空気が入ります。この湿った空気は風邪になりにくいです。また鼻を通すことにより冷たい空気が温められて喉を通ります。それと脳が冷やされることがないので、集中力のある状態が続きます。
鼻呼吸をすることでベロが正しい位置に位置づけられます。ベロの正しい位置については下に図を添付します。
お口の筋力アップとしてあいうべ体操というお口の筋力アップの体操があります。口の周りの筋肉を鍛えることにより顔全体が引き締まり、口呼吸の改善につながります。こちらも下に図を添付します。
あ、の時は口を大きく開いてください。
い、の時は口角を上げて下さい。
う、の時は口を大きく枚につき出してください。
べ、の時はベロを突き出して下に延ばしてください。
あいうべ体操は1日30セットを目標に続けてみてください。ただし初日から30セットなかなか厳しいです。最初の1週間を10セット、次の1週間を20セット、次の1週間を30セット、と徐々に回数を増やしてみてください。声を出さなくても構いません。なるべく大きく口を動かして大げさにしてみてください。