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2021.06.15
京都市左京区岩倉の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
マイナス1歳からの口腔ケアとは?
マイナス1歳からの口腔ケアとは赤ちゃんがお腹の中にいるころから口腔ケアをすることを言います。
お腹の中にいる時からケアが必要なの?と思われるの方もおられるかもしれませんが、例えばお母さんが歯周病の場合、早産のリスクが上がります。またお母さんが虫歯になると赤ちゃんも虫歯になるリスクが高まります。妊娠中によく起こるお口のトラブルとして歯茎の腫れや出血、知覚過敏、歯や歯茎の痛み、口の中が乾く、気分が悪く歯磨きができない、などが挙げられます。
対策として、ご自宅で自分でするセルフケアと、歯科医院でするプロケアの2つがあります。
自宅でのセルフケアとして、食後の歯磨きやうがいをこまめにする、つわりなので歯が磨けない時はうがいをする、甘い食べ物や飲み物をダラダラ食べるのは控える、が挙げられます。
プロケアとして妊婦歯科検診があります。つわりがおさまる4、5ヶ月頃にお越しください。
赤ちゃんが生まれた後の注意点です。虫歯は感染症です。生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には虫歯菌はいません。ではなぜ虫歯になるのでしょうか?赤ちゃんにキスをしたり、口移しでご飯を食べさせたり、大人が使った箸やスプーンで食べさせることで赤ちゃんに虫歯菌をうつしてしまうことが多いのです。大人が食べているものを赤ちゃんに食べさしても虫歯菌がうつります。子供の歯は大人の歯に比べて虫歯になりやすいです。しかも乳幼児は食べたり飲んだりする回数も多いのでそれだけ虫歯になるリスクが高まります。子供の歯は大人の歯がきちんと並ぶための重要な役割をしています。もし虫歯で子供のはが抜けたりすると、将来きれいに大人の歯が並ばない可能性があります。
赤ちゃんの歯磨きについてです。
乳児期はベロに白っぽいカスがたまります。ぬるま湯で湿らせたガーゼでカスを拭き取ってあげます。
生後7から8ヶ月位の時期では、前歯が生えてきます。歯の汚れは乳児の時と同じようにガーゼで拭います。
1歳が過ぎたら、子供に歯ブラシを持たせてみてください。その時絶対に目を離さないようにお願いします。子供が歯ブラシになれたらお母さんが磨いてあげてください。
妊娠中の治療に関してです。歯科治療の際レントゲンや麻酔を使います。歯科医院でのレントゲンは歯だけを写しますのでお腹の赤ちゃんへの影響はありません。
麻酔についてです。歯科治療に使う麻酔の量はわずかです。痛みを我慢して治療をすると、かなりのストレスがかかります。そうするとお母さんの体や赤ちゃんに逆に影響を与えます。安定期には適切に麻酔を使い治療することをお勧めします。
ご妊娠、ご出産された際に、もし歯科医院に長く行っていない方は、ご連絡いただければ幸いです。
スタッフ一同お待ちしております。