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2021.03.13
京都市左京区岩倉の歯医者、金田歯科医院の院長、金田直樹です。
歯の神経を取ると歯はどうなるのか?結論からお伝えすると歯が弱くなり、歯の強度が落ちます。
歯の中には神経があります。前歯には1〜2本、奥歯では2本から4本の神経の管があります。それらの管の中には神経と血管があります。
血管は私たちの身体の組織や細胞に栄養を運んでくれる重要な組織ですが、歯の神経を取るとこの血管も取ることになります。すなわち、神経をとってしまうと歯に栄養の供給がなくなります。木で例えると、神経のある歯は、地面に生えている生きている木、神経のない歯は切り倒された木、だと考えてください。木も生えていると丈夫ですが、切り倒されると脆くなります。歯も同じです。神経を取ると脆くなります。また歯の治療では神経の管のが感染を起こしているのでその感染を取り除くために根っこの中の感染を起こしている歯の壁を削ります。削った分だけさらに強度が弱くなります。強度が弱くなるので歯に被せ物をして強度を保ちますが、それでも神経のある歯に比べると弱いです。
虫歯や外的な力によって歯がかけた時、その欠け具合によっては神経を取らざるを得ないこともありますが、できれば神経は取らずに治療を終えるのがベストですし、私たちも可能な限り神経を残して治療をしたいと考えております。
虫歯は日々の歯ブラシや定期的な歯科医院でのお掃除、メンテナンスで予防することが可能です。虫歯は痛みなどを自覚されるまで置いておくと、穴が大きく開いており、症状が進んでいることがあります。できれば症状がまだない、小さい虫歯で治療ができれば神経が残る可能性が大きいです。前歯であれば無症状で虫歯を発見することも鏡などを使えば可能だと思いますが、奥歯はなかなか難しいと思います。症状がなくても半年以上歯科医院に行っておられなければ、ご連絡を頂きたいと思います。お口を拝見して虫歯がなければハッピー、あったとしても小さければ一つの虫歯に対して1回で治療が完結することもあります。何もないのに歯科医院に行っていいの?そう思われる方もおられるかもしれませんが、虫歯はなくても歯石はおそらく付いておられるかと思います。歯科医師である私でも歯石は付きます。だいたい2〜3ヶ月すると歯石は付いてきます。特に下の前歯の裏側に付いてきます。ぜひご連絡を頂ければと思います。スタッフ一同お待ちしております。