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2021.03.17
京都市左京区岩倉の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
歯の神経はなぜ悪くなるのでしょう?原因は2つあります。一つは虫歯、一つは噛みしめです。
虫歯が原因と言われると、皆さんなんとなく想像できるかと思いますが、噛みしめで神経が悪くなるのか?とお思いの方もおられるかと思います。
まずは虫歯の説明からします。虫歯は小さいうちはフッ素を塗ったり少し削って樹脂を詰めると治ることもあります。しかし、虫歯が大きくなると神経に影響を及ぼすことがあります。虫歯の程度にもよりますが、熱いもので痛みが出たり、噛んで痛い、ズキズキ痛い、お風呂に入ったりして身体が温まると痛い、横になると痛い、という症状が出ると神経に影響が出て、神経を取るという処置が必要になることがあります。
噛みしめがなぜ神経を取る原因になるのでしょうか?噛みしめにより歯に圧力が加わると、歯の周りや歯の神経の中を通る血管に血流不足が生じます。血流不足が生じると歯の周りの歯茎や骨であれば血流の不足が生じてもまた血流が戻る可能性がありますが、歯の神経は一旦血流が滞ると再び血流が戻ることが難しいです。神経の管は非常に細いです。この神経の管に一度でも血流が滞ることで血栓ができると血管が詰まります。心臓や脳に起こる心筋梗塞や脳梗塞と同じことが歯の神経に起こります。すると、歯の神経に血流が行き届かなくなるので、歯の神経が壊死します。すると歯に痛みが生じたり、といった先ほどあげた症状が生じます。
これが噛みしめによって歯の神経が悪くなる原因です。たかが噛みしめといえどされど噛みしめです。侮ることなかれです。もし痛み等が生じることがあれば早いご連絡をスタッフ一同お待ちしております。