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2025.02.18
「虫歯があると宇宙飛行士になれない」という話を聞いたことはありませんか?
実際には「フライト前にきちんと治療をしていれば大丈夫」と」AXAのフライトサージャン(宇宙飛行士などの健康管理をする医師)が言っており、治療済みであれば虫歯があっても宇宙飛行士になることができます。宇宙飛行士は打ち上げ前に歯科医師による厳格な検診を受け、詰め物が外れそうになっていな いか、飛行中に悪化しそうな歯はないかなどをチェックします。
宇宙での活動は気圧の変化が大きい環境にあり、虫歯や治療不十分な歯があると歯痛が起こりやすくなります。低気圧の日や飛行機の中で歯が痛むことがあるのと同じ原理です。しかし、宇宙空間は無重力のため、歯を削る治療は困難です。
もし宇宙で歯が痛くなった場合は、まず痛み止めを服用しますが、痛みが引かない場合は、フライトサージャンの指導の )J 下、ほかの宇宙飛行士が歯を抜くこともあります。宇宙飛行士の若田光ーさんによると、宇宙飛行士は歯を抜く訓練を地上で受けているそうです。
虫歯予防は誰にとっても大切ですが、将来宇宙飛行士を目指す人は特に、しっかり歯をケアしておくことが重要です。
源頼朝は鎌倉幕府を開いたことで知られる人物ですが、その死因については様々な説があり、その中の一つに水を飲んだことが原因で死亡したという説があります。
1198年、頼朝は橋供養からの帰路で落馬し、体調を崩して翌年亡くなりました。療養中に水を誤嘩し、肺炎から敗血症をきたして死亡したという、今でいう誤嘩性肺炎が原因であった可能性が考えられているのです。誤啜性肺炎は歯周病と深く関係しており、歯周病を放置すると歯周病菌が唾液と一緒に肺に入り込んでしまい、誤嘩性肺炎のリスクを高めます。平氏と源氏による戦いが政治に大きな影響を与えた時代、頼朝は絶え間ないストレスにさらされ、虫歯や歯周病が悪化し全身を蝕まれていったのかもしれません。
もし頼朝が当時適切な歯科治療や口腔ケアを受けていれば、歯周病の進行を抑えられ、少なくとも誤喋性肺炎で命を落とすことはなかったかもしれませんね。現代でも歯周病予防や治療は健康寿命を延ばすために非常に重要です。
ストレスが原因で免疫力が1氏下すると歯周病菌が増殖しやすくなるため、日ごろから規則正しい生活や軽い運動などのストレス対策を心がけることも、お口の健康を守ることにつながるといえるでしょう。
忙しい毎日の中で、つい後回しになりがちなのが、お口の健康管理です。
しかし、むし歯や歯周病は日々の小さなケアの積み重ねが予防の鍵となります。定期検診 を受けることはもちろん、セルフケアの見直しも大切です。例えば、歯間ブラシやデンタルフロスの使用を習慣化することで、より健康な口腔環境を維持できます。
当院では、お一人おひとりに合ったケア方法のアドバイスも行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。