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顎関節症は、顎の関節や周囲の筋肉に問題が生じ、痛みや違和感が現れる病気です。主な症状として、口を開けるときの痛み、顎のだるさ、カクカク音(関節雑音)、口が開きにくいなどがあります。ストレスや歯ぎしり、食いしばりなどが原因となることが多く、早期の診断と適切な治療が重要です。
顎関節症の原因は多岐にわたりますが、ストレスや歯ぎしり、食いしばり、不良姿勢、硬い食べ物の過剰な摂取などが主な要因です。また、噛み合わせの異常や外傷も関与する場合があります。これらの要因が顎の関節や筋肉に過度な負担をかけ、症状を引き起こします。
軽度の場合、生活習慣の改善やストレスの軽減により自然に治ることもあります。ただし、症状が続く場合や悪化する場合は、専門的な診察が必要です。放置すると慢性化し、治療が困難になることがあるため、早めの対応が推奨されます。
治療法は症状に応じて異なります。軽度の場合は生活習慣の改善やストレッチ、マウスピース装着で症状が軽減することが多い傾向にあります。痛みが強い場合は薬物療法や理学療法、さらに症状が重度の場合には手術が検討されることもあります。
顎関節症を予防するには、ストレス管理、硬い食べ物を避ける、長時間の悪い姿勢を改善することが重要です。また、食いしばりや歯ぎしりを軽減するために、日常的に顎の筋肉をリラックスさせるよう意識することも予防に役立ちます。
歯ぎしりは顎関節症の主な原因の一つです。寝ている間に歯を強く噛み締めることで、顎関節や筋肉に過度な負担がかかり、痛みや違和感を引き起こします。歯ぎしりを軽減するために、マウスピースの装着や生活習慣の見直しが有効です。
顎関節症の症状として、口が開きにくくなる「開口障害」があります。これは、関節や筋肉の緊張、炎症、関節のズレなどが原因で起こります。無理に開けようとすると症状が悪化することがあるため、専門医の診察を受けることが大切です。
マウスピース治療は顎関節症の治療法の一つで、歯ぎしりや食いしばりによる顎関節や筋肉への負担を軽減します。透明な素材で作られる装置を就寝中に装着し、顎や関節を安定させることで症状を改善します。患者様お一人おひとりのお口に合わせて個別に作成されるため、歯科医師の指導のもとで使用します。
顎関節症は主に歯科や口腔外科で診察を受けられます。一部の耳鼻咽喉科や整形外科でも対応可能な場合がありますが、専門的な治療が必要な場合は、歯科医師や口腔外科医に相談するのが適切です。まずは症状を詳しく伝えましょう。
放置した場合、痛みや開口障害が慢性化し、日常生活に支障をきたすことがあります。さらに肩こりや頭痛など、全身の不調につながることもあります。早期の診断と治療で症状を抑え、健康な状態を維持することが重要です。